旧神岡町(岐阜)/富山市(富山) 六谷山(1397.5m) 2020年3月14日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:37 林道分岐(標高690m)−−7:08 茂住峠(1060m鞍部)−−8:03 1370m峰−−8:30 六谷山 8:48−−9:21 1370m峰−−10:00 茂住峠(1060m鞍部)−−10:51 林道分岐(標高690m)

場所岐阜県飛騨市/富山県富山市
年月日2020年3月23日 日帰り
天候快晴後曇
山行種類残雪期。無雪期なら一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道脇に駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無林道を素直に歩けば藪無し。今回はショートカットしたので根曲がり竹藪あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無雪期は分からないが残雪期は大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント東茂住集落から茂住峠へ延びる林道を経由して県境を往復。今年は小雪で林道は標高690mまで入ることができた。林道は未舗装で凹凸は多いが道幅が広く、無雪期なら茂住峠まで普通車で入れるだろう。茂住峠には六谷山登山口の案内標識があり、山頂まで(おそらくその先の反射板まで)刈り払われた夏道がある。積雪で詳細は不明だが、雪が消えた場所で見えていた夏道は階段があったり刈り払われたりと一級品だった。雪の状態が悪くワカンでは下りでも踏み抜き連発で疲れた!




標高690m林道分岐まで車で入れた 路側に駐車余地あり
標高710m付近から見た六谷山。南斜面は雪がほとんど無い 反射板拡大
林道には落石多し。でも路面状態は良好な部類 標高800mで狭い植林帯を登ってショートカット
標高900mでもショートカット 気温は-1〜-2℃
標高930mカーブでもショートカット 最初の廃林道を横断
2つ目の廃林道を通過 2つ目の廃林道より上は根曲がり竹。でもそれほど濃くない
標高1040mで林道に再合流。踏み抜き連発でワカン装着 茂住峠(1060m鞍部)の六谷山登山口標識
茂住峠の北側の石仏 県境稜線は刈り払われた登山道。これ以降は雪が連続
標高1150m付近。柔雪にワカンでも苦戦 夏道のポール。一部階段が出ていた
標高1250m付近。霧氷がきれい 1270m峰から1370m峰を見ている
1270m峰から見た東〜南の展望
1270m峰から見た南〜西〜北の展望
標高1340m付近 1370m峰から西を見ている
発達した霧氷。固く凍り付いていた 1300m鞍部付近は登山道上にリッジができていた
左足のワカンが破損。踵を乗せているベルトが破断した 標高1320m付近
カモシカの足跡 標高1330m付近から見た六谷山
六谷山山頂。広い雪原で積雪量不明 六谷山山頂から西を見ている。反射板は県境より南に建っている
六谷山山頂からの]360度パノラマ写真(クリックで拡大)
反射板拡大 富山平野方面。能登半島がはっきり見えた
白山 漆山岳
破断したワカンのベルト。どう修理するか? 往路の自分のワカン跡
1300m鞍部付近のリッジ 標高1300m付近から南を見ている
薬師岳 久しぶりに見た笠ヶ岳
時々落とし穴にはまる 破損したままワカンを手に持っていたら靴固定用バンド紛失。
探しに戻って8分のロス
茂住峠 ワカンでも踏み抜き多数で下りでも疲れた
帰りもショートカット。藪が乾いているので楽 再び林道に出て以降はワカンは不要
この杉植林帯でショートカット。花粉は感じられず 駐車箇所に戻る


・神通川右岸側の岐阜/富山県境の山で未踏は六谷山だけになった。ここは南の茂住峠から夏道が上がっているのをネット検索で発見したので無雪期に登るのがお得と思われるが、花粉を避ける意味では今の時期が適当。除雪などしないであろう林道はこの時期はどこまで車で上がれるか不明だが、麓から歩いて上がる覚悟で出かけた。

・林道起点は東茂住。カーナビの指示に従って国道から狭い路地を入ると、やがて大きなジグザグを切って上がっていく。しばらくは舗装だったが途中からダートへ。これは事前情報通り。その情報だと普通車でギリギリ走行可能な程度の荒れた路面のように書かれていたが、実際に走ってみると道幅が広く岩はほとんど無く、過去の経験からすると良好な部類と思えた。たまに落石はあるが、走行を妨げるようなものはなかった。

・地形図に記載がある貯水池?への道を分けてなおも雪は無く、想定以上に車で入ることができた。路面上に残雪が出てきたのは標高640mの林道分岐で、そこの残雪の距離は短いが深さがあり軽自動車ではギリギリ突破できなかった。もっとも、ここを通過してもその少し先でもっと距離が長い残雪が登場して車は通行不能だったので無理をしなくてよかった。

・先日の荒沢山の残雪状況からして、豪雪地帯の魚沼よりはこちらの方が雪は少ないだろうと予想したが、念のためにワカンは持っていくことにした。ワカンならばスノーシューよりはずっと軽いので負担にならない。気温はここ最近としては冷え込んで-2℃だった。

・最初は長い林道歩き。前半は残雪箇所は少なく足への負担も軽い。この林道は標高920〜1030mで大きなジグザグを描いている箇所があり、そこは直登してショートカットすることに。林道のジグザグよりやや右側を登ってしまったようで、2か所で地形図に記載が無い廃林道と交差。これが地形図に記載された林道かと思ったら、帰宅後にGPSのログを見てルートが少しずれていたことが分かった。最初は藪は薄かったが途中から立った根曲がり竹が登場。幸い、それほど密度は高くなかったので手でかき分けることが可能だった。

・標高1040m付近で林道に再合流すると積雪量が増えて長靴のままでは全て踏み抜いて歩きにくいのでワカンの登場。出番があるとは思わなかったが持ってきて正解だった。ワカン装着で沈み込みは格段に浅くなり歩きやすくなった。

・標高1060m鞍部の茂住峠には六谷山登山口の標識が半分以上雪に埋もれて立っていた。どうやら本当にネットの情報通り夏道があるようだ。峠を僅かに登ったところに石仏あり。これ以降は県境稜線を歩く。

・夏道はほぼ県境稜線を通っている。地面が見えたのは最初だけで、その後は積雪が続く。ただし古い雪ではなく新しい雪らしく締まりが皆無でワカンでも苦労する。根開きしたブナの根元を見ると積雪量は20〜30cm程度らしい。

・標高1250mを越えると霧氷が見られる様になる。この高度まで上がると今までよりは雪の沈み込みが少なくなり格段に歩きやすくなる。植生は背の高いブナが点在し、日中は日当たりが良さそうで、雪が締まる要因であろう。1270m肩は展望が開ける。今まで登ってきた西笠山〜横岳、高幡山、池ノ山が懐かしい。今の時期なら横岳の猛烈な根曲がり竹も全て雪の下で快適に歩けるだろう。

・標高1370m肩で県境稜線は左(西)に屈曲する。霧氷の付いた真っ白な木の向こう側に六谷山山頂が見えている。木の隙間には真っ白な白山が見えた。この辺の霧氷の長さは2cmくらいは成長していてポロっと取れそうだが、かなりがっちりと木に張り付いていて触っても簡単には取れなかった。下山時にも霧氷が付いたままだったので日差しがあった割には気温が上昇しなかったようだ。

・この先は雪庇が見られる様になり、雪庇は吹き溜まりの結果だけあって柔らかい新雪が積もってワカンでも潜って歩きにくい。しかし1310m鞍部付近はナイフリッジ状の狭い雪庇に変わり、古い雪がメインとなって締まって潜らなくなった。しかし細いリッジはワカンでは歩きにくく、かといってずれて歩こうとしても傾斜が急でこれまたワカンでは歩きにくかった。ここはワカンを外してツボ足の方が良かったかも。なお、この付近は稜線直上の狭いリッジしか雪が無く、藪が刈られた明瞭な夏道が存在することが確認できた。

・痩せたリッジを歩いている最中に左足のワカンが破損! 楕円状のアルミの輪に足を乗せるために2か所にバンドが巻いてあるが、踵側のバンドが破断していた。応急処置できるような物は持っていないので、仕方なくこのまま歩くことにした。

・鞍部から登りにかかるとリッジは解消し歩きやすくなるが、同時に新雪で潜る箇所も増える。できるだけ新雪を避けるようにルート取りを工夫する。稜線にはカモシカの真新しい足跡あり。当然だが彼らはワカンは使わないのでその足跡は場所によっては盛大に潜っている。

・1360m小ピークを越えた先が正確な六谷山山頂だった。キラズ山から見た時に電波反射板が見えたので山頂に建っているのかと思ったら、山頂は広く平坦な雪原で人工物は皆無だった。反射板は西隣の1380m峰南側直下に建っているのが見えた。おそらく山頂標識があるはずだが、雪に埋もれているようだった。地面が一切見えないので山頂の積雪量は不明だが、ここまで歩いてきた感覚では2mとかあるようには思えず、せいぜい1m程度ではなかろうか。

・いつの間にか上空は雲が多くなり日差しが遮られて寒かった。周囲には背の高いブナが無いので展望は良好。往路では良く見えていた西笠山等の有峰湖周囲の山々は雲に没しており、西の白山にも雲がかかりだしていた。晴れていれば真っ白な薬師岳や立山、剱岳等が見えていてだろうに残念。雲の下である富山平野は良く見えていた。山頂で少々休憩。

・帰りは往路を戻る。途中まで破損したワカンをそのまま歩いていたが、このままでは残った前側のベルトに全体重が乗ってこちらも破断しそうだったので、途中から左足のワカンを外して手で持って歩いたが、破断したベルトに繋がっていた一本締めの固定具もろともいつの間にか落下して紛失。これがないと靴に固定できないので探しに戻る羽目に。幸いにして8分ほどのロスで発見することができた。標高が落ちて往路でも苦労した雪が緩んだ区間に出ると、下りでもワカン無しでは潜りに潜ってかなり苦戦した。

・茂住峠で林道に出ても踏み抜き連発でワカンの破損は痛かった。林道をショートカットして林道に再合流した後は残雪が減って格段に歩きやすくなった。車に戻って林道を下り神岡に戻った。

・今回の六谷山は魚沼の荒沢岳と大差ない標高であり、豪雪地帯の魚沼よりは確実に積雪量が少ないと予想していたのが大外れで、雪質もあまりいいとは言えない状態で体力を予想以上に消耗してしまった。この2日後から2日間は好天続きで本当ならテントを担いで白山東側の猿ヶ馬場山から御前岳、栗ヶ岳をやろうと考えていたが、この齢で中1日の休養で残雪期の幕営山行は厳しすぎたために、2日間の休養後に日帰りで御前岳、栗ヶ岳をやって、次の天候回復時に日帰りで猿ヶ馬場山を往復するという、何とも非効率的な日程となってしまった。

 

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